里見まさと(さとみまさと)さんは、漫才コンビ「ザ・ぼんち」として一世を風靡(ふうび)したベテラン芸人です。
1952年生まれの里見さんは、芸歴50年以上。長年にわたり第一線で活躍してきたその姿は、多くの人に親しまれています。
また、興國高校時代にはプロ野球選手を夢見ていたことでも知られ、今でも野球愛を語る一面も。
今回は、そんな里見まさとさんの生い立ちや、芸人としての歩みをご紹介します!
里見まさとは興國高校出身!

里見まさとさんは、大阪市の興國高校の卒業生です。
母校・興國高校の野球部が甲子園出場にあと一歩まで迫った際、後輩たちに「ナイスゲーム」とコメントしています。
さらに「卒業生であることを誇りに思う」と語っており、母校への強い愛情が伝わってきますね。
母校愛は止まらない

興國高校といえば、大阪市にある私立の男子校で、サッカーや野球などスポーツに力を入れている学校としても知られています。
そんな興國高校の卒業生である里見さんは、自身のYouTubeでも母校の話題にたびたび触れています。
野球部やゴルフ部の活躍について、
「70のおじいちゃんも、まだまだ頑張らなあかんなぁ」
と語り、後輩たちから元気をもらっていると話しています。
里見さんは今も母校・興國高校をあたたかく応援し、後輩たちの活躍を心から喜んでいるのが印象的ですね。
里見まさとはプロ野球選手を目指していた!

「小学校3、4年生のときから、わたしの近鉄バファローズへの愛はスタートしました」
提供元:サンスポ
幼い頃から野球への強い関心があったようですね。
そんな里見さんは、高校時代にプロ野球選手を目指して野球部に入部しました。
しかし、部のレベルがあまりに高く、ついていけずに野球を断念することに。
目標を諦めるというのは、当時の里見さんにとってもつらい決断だったことでしょう。
今なお続く“野球愛”

里見さんは今でも野球が大好きで、心から楽しんでいる様子が投稿からもよく伝わってきます。
こちらは、名投手・小山正明さんが亡くなった際にお悔やみの言葉とともに、
「昔と今のプロ野球界の話を聞くのが大好きで、腹抱えて笑わしてもらった」
と、小山さんの人柄と野球トークの思い出を語っていました。
また、こ長年続けてきた草野球についても触れています。
どちらの投稿からも、野球に対する純粋な楽しさがにじみ出ていますね。
里見まさとの生い立ちや経歴は?

里見さんは父子家庭で育ったそうです。
- 父親は広島県尾道市出身
- 母親は兵庫県姫路市出身
- 小学3年生の時両親が離婚
- 父子家庭で育つ
高校時代、野球を断念した里見さんは、ある記事に出会います。
それは芸人・西川きよしさんが「21歳で家を建てた」という内容でした。
衝撃を受けた里見さんは、「こら漫才しかないなあ」と決意。
ここから漫才師としての道が始まりました。
芸人としてのスタート

高校卒業後は、舞台への憧れを胸にお笑いの世界へ飛び込みます。
- 1971年:タイヘイトリオ入門
- 1972年:興國高校時代の同級生、ぼんちおさむと「ザ・ぼんち」結成
- 1980年:80年代初頭の漫才ブームで大ブレイク
- 1981年:「恋のぼんちシート」でレコード約80万枚を記録しアイドル的な人気
タイヘイトリオは、歌や芝居を交えたコミカルな演芸スタイルで知られるお笑いトリオ。
音楽要素と観客との掛け合いが魅力で、多くの人に親しまれていました。
一時解散と苦難の時期

1986年、漫才ブームが落ち着き、仕事が減り「ザ・ぼんち」は一時解散します。
その後、俳優業に挑戦するも成功せず、月収が7万円にまで落ち込むなど生活困難に直面。
自殺も考えるほど追い詰められたそうです。
再出発「里見まさと・亀山房代」

全盛期を経ても、笑いを届けたい気持ちは変わらず、再出発を決意。
1989年:亀山房代さんとコンビ結成!若手扱いでゼロから再スタート。(徐々に人気を回復し、賞を受賞)
1997年:第26回 上方お笑い大賞 金賞
1998年:上方漫才大賞
2001年:亀山房代さんの結婚・妊娠によりコンビを円満解散
亀山房代さんはピン芸人として、里見まさとさんはベテランとして、それぞれ活躍していたふたり。
そんな二人が組んだ「里見まさと・亀山房代」は、正統派漫才で評価され、数々の賞を受賞しました。
2002年にザ・ぼんちを再結成

吉本興業からぼんちおさむさんともう一度コンビを組まないかとの誘いがあり再結成します。
充分な稽古ができず、再結成した後4年ほどは不本意な漫才をしていたとあかす。
このままではいけないと思い、ストレスを溜め、50歳でパニック障害を発症。
華やかな舞台の裏で、里見さんは葛藤や重圧と向き合いながら、もがいていたのですね。
現在の活動

里見まさとさんは、現在も漫才コンビ「ザ・ぼんち」として活動中です。
2025年にはお笑い賞レース「THE SECOND ~漫才 トーナメント~」に出場し、注目を集めました!
また、芸道55周年を記念した単独ライブも開催予定。
舞台の仕事は、なんばグランド花月。今なお、精力的に観客の前へ立ち続けています。
何歳になっても笑いへの情熱を忘れない姿に、元気をもらえますね!
里見まさとのプロフィール

- 芸名:里見 まさと(さとみまさと)
- 本名:里 道和(さと みちかず)
- 生年月日:1952年04月25日(2025年現在73歳)
- 身長/体重:170cm /69kg
- 血液型:A型
- 出身地:兵庫県 姫路市
- 趣味:ゴルフ/お遍路/講談/創作落語/野球/料理出身
- 入門:1971年「タイヘイトリオ」
提供元:吉本興業
里見まさとさんは、漫才コンビ「ザ・ぼんち」で活躍した後、亀山房代さんと組んだコンビでも1998年に上方漫才大賞を受賞。
そのぶれずにお笑いの道を歩み続ける姿は、後輩たちからも一目置かれています。
ラジオ番組では、芸人:高山トモヒロさんが「目標に向かって真っすぐに突き進む姿勢がすごい」と語っています。
これまで長い芸人人生で積み上げた経験と人柄は、今なお多くの人々に影響を与え続けていますね。
まとめ
今回、里見まさとさんについて調べたところ、以下のことがわかりました。
- 興國高校出身で、当時はプロ野球選手を目指していた
- 両親の離婚後、父子家庭で育ち
- 高校時代に西川きよしさんの記事に影響を受け、芸人を志す
- 「ザ・ぼんち」で大ブレイク後、一時は苦しい時期も経験
- それでも諦めず再出発し、多くの賞を受賞
- 現在も「ザ・ぼんち」として舞台に立ち続けている
里見さんの人生からは、夢を追い続ける大切さや、困難に立ち向かう強さが伝わってきますね。
これからも変わらず、たくさんの笑いを届けてくれる里見さんの活躍を応援していきたいと思います!



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